美術教育研究室主催による、『体験講座「明治時代の毛筆画・日本画教育をたどる〜岡倉天心・川端玉章の毛筆画帖とその教授法〜」』を学内向けに開催いたしました。初回の様子をご紹介いたします。参加者を随時募集しておりますので、ページ下記より詳細をご確認下さい。
【講師】東京藝術大学大学院 専門研究員 新川美湖
【会期】2023年6月26日(月)、7月5日(水)、7月6日(木)、7月26日(水)
【場所】東京藝術大学 構内
【助成】JSPS科研費JP22K19955
【企画詳細】
明治中期の美術教育では、毛筆を基礎とした絵画教育が推進されていました。とくに東京美術学校(現・東京藝術大学)の校長を務め、日本美術院を創設した岡倉天心は、開国直後の西洋文化が大量流入する時代とは逆行して、「日本画」を擁護しました。さらに当時の小・中学生に向けては「毛筆画帖」や教員向けの「教授書」の作成にも携わりました。そこで今回の体験講座では、これらの毛筆画帖や教授書の講義(40分)と、当時の教育が目指した内容を実践(40分)する講座を企画しました。なおご参加いただいた方にはアンケートへのご協力をお願いしますが、本講座で使用する毛筆画帖と教授書の現代語訳を差し上げます。
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日時: 2023年 6月26日(月)14:40〜, 7月5日(水)13:00〜, 7月6日(木)13:00〜, 7月26日(水)13:00〜
*上記の日程から一回お選びください。各回同じ内容となります。
会場:東京藝術大学 第2講義室(90分程度)
定員:各回20名
*紙・筆・墨などの材料はこちらで用意しますが、使い慣れた画材のある方はご持参ください。
*本講座はJSPS科研費JP22K19955の助成により実施するものです。参加者に協力をお願いするアンケートは、上記の助成研究において実施結果として報告することがありますが、これ以外の目的で使用することはありません。
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お申込み
ご希望の日時をご指定の上下記メールにご連絡ください。
MAIL:niikawa@pd6.so-net.ne.jp
ご応募をお待ちしております。
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お問合せ
東京藝術大学 美術教育研究室050-5525-2266(内線3910) 担当笹野井・新川
MAIL:niikawa@pd6.so-net.ne.jp
【関連リンク】明治時代の水墨画・日本画教育